「メルカリで商品が売れない」「ECサイトの写真が暗い…」
その原因の9割はライティングにあります。プロのような「売れる写真」を撮るのに、高価なスタジオは必要ありません。自宅のテーブルと安価な機材だけで作れる、基本のセットアップを伝授します。
1. 物撮りに必要な「三種の神器」
高価なストロボは不要です。まずは「定常光(LEDライト)」から始めましょう。
2. 基本のセットアップ:1灯ライティング
最もシンプルで失敗のない「斜め後ろ(半逆光)」からのライティングを覚えましょう。
3. 素材別の攻略法
マットな商品(洋服、食品)
光を大きく柔らかくするのがコツ。ディフューザーを商品に近づけるほど、光は柔らかくなります。窓際の自然光に近いセッティングを目指しましょう。
ツヤのある商品(化粧品、瓶)
「写り込み」を整理することが重要です。黒い紙を周りに置いて不要な反射を消したり(黒締め)、光のライン(ハイライト)を一本だけ綺麗に入れると高級感が出ます。
オートホワイトバランス(AWB)だと、写真ごとに色味がバラバラになってしまいます。
ライトの色温度(例:5600K)に合わせて、カメラのケルビン値も5600Kに固定しましょう。これで実物通りの色が再現できます。
まとめ
物撮りの極意は「影のコントロール」です。光を当てることよりも、レフ板で影を薄くしたり、黒い紙で影を濃くしたりする作業がクオリティを決めます。
この基本セットさえあれば、家の中が小さなスタジオに早変わりします。